アナログな給与管理がデジタル化して思ったこと

私が新卒で勤めた会社は、親族経営の小さな工務店でした

● 31歳 : 男性の話
私が新卒で勤めた会社は、親族経営の小さな工務店でした。
社長をはじめ、役員と呼べる人たちがすべて社長の親族の会社でした。
社員には社長の親族関係者はいませんでしたが、昔気質の大工さんをはじめ、ベテランの職人さんたちが大半でした。

そんな会社だったので、私が入社した頃はまだ給与の支払いは銀行振込ではなく現金の手渡しでした。
給料日には全社員が集まって、社長から直にひとりひとり給与の入った封筒を受け取るのが恒例でした。

新入社員で、基本給の高くない私の給与封筒の薄いこと薄いこと。「え、その薄さの中に本当にお給料が入っていますか?」と問いたくなるくらいの薄さと引換えに、大工さんや職人さんたちの封筒の分厚いこと。その厚みをみて、毎月「羨ましいな」と思っていました。

しかし時代の流れで、いつの間にか給与は銀行振込みになりました。
給料日に手渡しされるのは、給与明細の入った封筒のみ。私自身それは当たり前のこととして受け止めましたが、大工さんや職人さんたちは、「これでは給料をもらった気がしない」とぼやいていたのを、なんだかほほえましいなと思って見ていました。

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